どうして高血圧になってしまうのでしょうか。初めて行く病院の問診表に、身内に高血圧の人がいるかどうか記入する蘭がありますね。これは、高血圧が遺伝的な要素をもっているからなのです。もちろん遺伝として自分が必ずしも高血圧になるとは限りません。
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どんなことにも原因があるのでそうなってしまいます。高血圧にも高血圧の原因になるものが存在する。そう考えるのが普通でしょう。しかし、高血圧の場合、全体の80%は原因が分からないと言われています。高血圧は2つに分類されていて、『一次性高血圧』と『二次性高血圧』に分けられます。『本能性高血圧』とも呼ばれる一次性高血圧は、検査をしても異常が認められず、原因が分かりません。
塩分の摂りすぎも血圧が高くなると言われています。塩分を摂りすぎると血中の塩分濃度が高くなります。こうなると、細胞の働きが低下してしまうので、腎臓が血液中に塩分を送り出して濃度を薄めようとします。結果的に、血液全体の量が増えて血圧が上がることになってしまうのです。

日本人の食生活は、高血圧になりやすい食生活だといえるでしょう。昔から、塩分を摂る量が多いことが言えます。原因は上記した通りですが、これを機会に食生活を見直す必要があるでしょう。諸外国から見ても、日本人の塩分摂取量は飛びぬけて高いものになります。1日あたりの摂取量として、日本が11〜13gに対して、ヨーロッパでは5〜6g、多いイメージのあるアメリカでも8〜10gと言われています。
理想的な塩分量として、厚生労働省であげているのは1日10gですが、世界保健機関では6gとしています。日本特有の調味料、味噌や醤油、塩を大量に使う漬物などが塩分を多く摂ってしまう原因となっているのですが、なるべく薄味を心がけ、塩分を摂り過ぎないように気をつけなければいけません。
高血圧の身近な一番の原因として、塩分の摂りすぎを紹介しましたが、中には血圧が塩分に左右されないタイプの人がいることも事実です。食塩非感受性タイプと呼ばれ、塩分に対しての血圧の変動があまりみられないタイプです。
だからといって、血圧が安定しているとは限りません。原因が塩分の摂りすぎでないにしても、他の原因で高血圧になる可能性は十分ありますので、塩分に左右されないからといって、塩分を気にしない食事を摂っていいということではありません。

白衣性高血圧という言葉をご存知でしょうか。普段、家庭で血圧を測定すると正常値の範囲なのに、病院などで測定すると血圧がかなり高く出てしまうことをいいます。これは、医師や看護師の白衣を見ただけで緊張し、一時的に血圧が上がってしまうものです。
軽度の高血圧患者の2〜3割が、この白衣性高血圧と言われています。こうした現象はかなり前から知られていましたが、白衣性高血圧に対するはっきりとした定義は決まっていません。
病院で一時的に血圧があがるもので、治療は必要ないと考える人は多いでしょう。実際、これまではあまり心配するものではないとされていました。ですが、白衣性高血圧の人は、日常生活の中でもストレスなどによる一過性の高血圧を繰り返し、病院での一過性の高血圧だけではないことが分かってきました。こうしたことなどから、長い期間の間に、高血圧が原因と見られる心臓や動脈、腎臓の疾患が出てくることが分かりました。
白衣性高血圧だからといって、放っておいてもいいものだとは言えなくなってきたのです。心臓や血管系の疾患や、臓器障害の見られない人に対しての治療は必要ないと考えられていますが、半年ごとの経過観察は必要だと考えられています。白衣性高血圧かどうか判断するには、【血圧ってなに?】で取り上げたように、毎日正しい血圧の測定が必要になります。
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